
うーん、
お子様ランチとまでは言わないまでも、わさび抜きの寿司と言ったらいいのだろうか? やっぱお子様ランチだ。
ようするに生徒側しか描いていないのだ。なぜBR法が成立し、その結果がどうなるのか? 或いはその真の目的は? とかを描いて欲しかった。
教師キタノの描写も個人的なものに過ぎないし。それになぜ転校生として強力な人材を殺し合いに加えたのかも、描かれていない(これは必ずしも必要ではないが)。
公開当時のこの
映画が国会問題にまで発展したときに、ビートたけしが「爺さんにポルノを見せるような、見ても何も感じない者に映画を見せるようなことをお偉方はしたがる」というような発言があったがどうであろう。作りが雑過ぎないだろうか?
同世代から見れば、自分と重ねあわせたりしてリアルに感じられる人もいるのかも知れない。けれどこの映画は、あまりリアルを追求していないようである。設定がぶっ飛んでいることもそうだが、いかにも派手な映像重視な感じが、作り物っぽさを感じさせる。
この映画を見ていると、殺す側、殺される側の恐怖を感じるよりも、いかにして生き残るかをシミュレートしてしまうようになるのではないだろうか?
ひとつよかったのが、
前田愛。
NHK-FMアドベンチャーによく声出演する人とは別人らしい(→
前田悠衣)。
しかし、他であまり見ないな。
監督:深作欣二
主演:藤原竜矢、前田愛、北野たけし