古い話になりますが、(三井のリハウス)宮沢りえの角川映画デビュー作です。
この作品を読むには、できれば当時の時代背景を知っていたほうがいいかもしれません。
共産系学生運動の盛んというか過激的末期がちょうど、1970年。それから15年くらいした管理教育・受験競争の時代です。
そこで、学生運動をやっていた親をもつ子供が、家出企画に大きく絡んできます…。
多分、当時読んでいれば抜群に面白かったかもしれません。世代的にもちょうど当てはまるくらいだったですし。でも子供からの視点でしか描かれていない感じです。
その辺が、映画「バトルロワイヤル」に感じた不満と同様です。